6月11日と12日、この一泊二日でもって久しぶりの視察に行って参りました。
初日の視察先は「青梅市役所」「才教学園小・中学校」。翌日の二日目は「箕輪町」です。
実際の市役所の外観は、ガラス張りを基調とした透明感に満ち満ちていましたし、また中を拝見させて頂くと、まずはゆっくりと座れる椅子と応対カウンター、その後ろに敷居としても、また事務処理の為にも活用するハイ・カウンター型デスク、その奥にようやく職員の皆さんのデスクが並んでいました。このような陣立てだと、市民がカウンター越しに職員のデスクワークぶりを目の当たりにする事無く、また、職員の方からも落ち着いて仕事が出来るとともに、じっくりと市民と応対できるというメリットがあるとの事です。
この窓口業務エリアだけを見ただけでも、行政サービスのワンストップ化をトコトン追求するとともに、計画的に一階に窓口機能を集約したことがうかがい知ることが出来ました。
さて、その青梅市です。
当日案内してくれ職員の方によりますと、秩父多摩甲斐国立公園の玄関口に位置しており、自然環境や文化財に恵まれた、人口約14万人の都市だとの事。また、なんでも市政運営の根幹となる計画として、第5次青梅市総合長期計画(平成15年度~平成24年度)なるものがあり、ここで、「豊かな自然、快適な暮らし、ふれあいの街青梅」を市の将来都市像に定めているそうです。
今は新しい庁舎の下、その実現に向けて、市民の皆様とともに歩みを進めているそうですが、視察中はずっと、「豊かな自然」「安全・安心」「ふれあい」をテーマに、「暮らしやすさ日本一」を目指し、住んで良かったと思われるまちづくりに取り組んでいます!!ときっぱりと言いきる案内担当職員の方にはつくづく感心させられっぱなしでした。
新庁舎についても自信満々・・・・・・、訪れるすべての方が利用しやすい庁舎を基本として、ユニバーサルデザインやバリアフリー化を極限まで推進した!!との事でした。
また、免震構造を採用し、災害時の防災拠点としての機能も持たせているほか、太陽光発電、地熱利用、自然換気システムを取り入れるなどの環境にも配慮した庁舎となっているとの事です。
加えて、庁舎前庭には芝生を植え、ベンチも備えてありましたので、市民の憩いの場として、さぞかし愛され、利用されている事かと思います。初日の午後の視察先は今話題になっている松本市にある「才教学園」です。
才教学園は、今年で学校創設7年目という、かなり若い学園でした。到着するなり学校長の山田先生が応対してくれまして、開口一番、校長先生曰く、設立時の時代状況は、日本のみならず世界的にも変革期にあたっていて、「大いなる夢と強い強靭な意志を持った若者を育てたい」という強い想い(『志教育』)で設立に向かって一心不乱で取り組んできたとの事でした。
本当にしゃべるのが好きな(失礼!)校長先生です。
~創設してからの6年間は、まさに驚嘆と感動の連続だった…。
子供たちは、大人が頭で考える常識や限界を簡単に打ち破る存在です。まっすぐに成長し、「可能性は青天井である!」ということを自ら教えてくれる。
本学園は9年間の志教育トータルシステムに取り組んでいます。
人間としての両輪である人格と学力をより高めていきます。
人格面では、志を育てる4年・4年・1年のステップシステムが完成。
学力面では、より高度な学力を身につけさせるため、高い吸収力、向上心、好奇心を持って学
んでいる子供達に、よりハイレベルな授業を提供。
例えば、国語においては、論理的思考力と問題解決力を養う「表現」講座を設定。英語におい
ては、中学3年生で全員が英語を話せる独自のカリキュラムを策定。算数・数学では中3で、高
2までの範囲を学ぶ~
また、会津ファンの私にとって嬉しかったのは、校長先生の口から、会津藩の藩校である「会津日新館」教育の本丸「じゅうの誓い・教え」が出てきた事です。
~教育環境づくりにおいては、「ならぬことはならぬ」「当たり前のことを当たり前にできるように」
と、子どもたちに厳しく接しています、と~
これからの才教学園に大いに期待したいですね…。
箕輪町が、2009年に認証取得した「セーフコミュニティ」の実施状況について意見交換してきました。ここでの私たちの最大関心事は、何と言っても既に認証取得している箕輪町が、その再認証獲得に向けて、一体どのような努力と対応・対策をしているのかということでした。セーフコミュニティはその認証取得も大切ではあるものの、その継続が重要かつ大変であると聞き及んでいますから、この辺りのところを箕輪町と共に連携して対策を練っていくことが望ましいでしょうね。